子どもたちへMIEちゃんに聞いてみよう
MIEちゃんの手紙を見る
- 家族
お兄ちゃんと親
お兄ちゃんが高二なのですが、大学受験で勉強をしないことから、お父さんから叩かれたりしていて、お兄ちゃん自身も自分を抑えきれなくて自分の体を傷つけたりしてしまいます。
みている私もつらいです、友達にも話せず辛いです。
MIEちゃんより
メールを送ってくれてありがとう。
お兄ちゃんとお父さんのことを見ていて、抱えていた気持ちを話してくれてありがとう。家族のことだから、どうしても見えてしまうし、聞こえてもくるし、近くにいていっぱい感じながら、ずっとひとりで心を痛めていて、誰にも話せず我慢してきたのだと思うと胸が痛くなります。
お父さんが叩いているのを見てやめて欲しいと思っても言えないと思うし、お兄ちゃんの苦しんでいる姿や身体を傷つけている姿を見て、やりきれない気持ちを感じてもどうすることもできないと思う気持ち。それが日々のことだと本当に辛くてやりきれないと思います。
お兄ちゃんにとって、受験勉強は本人も内心焦りやプレシャーを感じているところに、周りからとやかく言われてできるものではないと思います。しかし親は子どものためと思って干渉して口出しをするのですが、明らかに自分の苛立ちをぶつけているだけなのです。まして叩くことは、心を傷つけているだけなのです。それは教育虐待をしていることになります。
お兄ちゃんが自分の気持ちを受けとめてもらえず、お父さんから勉強を強いられていることは、自分を否定されていることになります。その否定された自分が生きていていいと思えるために、自分の身体を傷つけているのだと思います。
お父さんの行動が変わらない限り、お兄ちゃんはどんどん追い詰められていきます。それを見ているあなた自身も虐待を受けていることになるのです。あなたがこんなに苦しんでいることを、家族は誰も気づいていないかもしれません。あなたにとって家が安心できる居場所になっていないのを感じます。あなた自身のつらい気持ちは、ひとりで抱え込まないで出してほしいなと思います。嫌な気持、苦しい気持ち、悲しい気持ち、どんな気持ちも出していいのです。家族のことを心配しているあなた自身のことがとても心配です体を傷つけているのだと思います。
お父さんの行動が変わらない限り、お兄ちゃんはどんどん追い詰められていきます。それを見ているあなた自身も虐待を受けていることになるのです。あなたがこんなに苦しんでいることを、家族は誰も気づいていないかもしれません。あなたにとって家が安心できる居場所になっていないのを感じます。あなた自身のつらい気持ちは、ひとりで抱え込まないで出してほしいなと思います。嫌な気持、苦しい気持ち、悲しい気持ち、どんな気持ちも出していいのです。家族のことを心配しているあなた自身のことがとても心配です。
家族のことは友だちには話しにくいと思う時は電話をしてきてください。チャイルドライン(0120-99-7777)は辛い気持ちを聴いてくれるところです。話を聞いてもらうことで、どうしたいのか自分の気持ちを整理することができます。そして、こどもほっとダイヤル(0800-200-2555)は話を聴いてもらいながら、掛ける人の意思を尊重して、関係機関につなぐこともできます。
・子どもの権利条約 第6条(生きる権利・育つ権利)
すべての子どもは、生きる権利・育つ権利をもっています。国はその権利を守るために、できるかぎりのことをしなければなりません。
・子どもの権利条約 第12条(意見表明権)
子どもは、自分に関係のあることについて自由に自分の意見を表す権利をもっています。その
意見は、子どもの発達に応じて、じゅうぶん考慮されなければなりません。
・子どもの権利条約 第19条(虐待・放任からの保護)
親(保護者)が子どもを育てている間、どんなかたちであれ、子どもが、暴力をふるわれたり、むごい扱いなどを受けたりすることがないように、国は子どもを守らなければなりません。
・子どもの権利条約 第29条(教育の目的)
教育は、子どもが自分のもっているよいところをどんどんのばしていくためのものです。教育によって、子どもが自分も他の人もみんな同じように大切にされるということや、みんなとなかよくすること、みんなの生きている地球の自然の大切さなどを学べるようにしなければなりません。
・子どもの権利条約 第31条(休み、遊ぶ権利)
子どもは、休んだり、遊んだり、文化・芸術活動に参加する権利があります。
話したい場合は…
チャイルドラインMIE(0120-99-7777)
メールしたい場合は…