子どもたちへ

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MIEちゃんへ

家族 死にたい

それに家でも親がめっちゃ理不尽なことで怒ってストレス発散しとんのかなぁって思うと死にたくなるし、すぐ行動が出来ないとお前病気かって言われるけど出来やんのにどうすればいいか分からなくて。

どうせ大切にしてくれる人もおらんのやんね。うちには1人ぼっちや。これからもずっと1人ぼっちなんやよね?誰でもいいから大切にしてよ。助けて。辛い。死にたい。

MIEちゃんより

誰でもいいから大切にしてよ。そんな言葉が心に迫ってきました。

親からの理不尽な扱いは、自分の存在が小さく思え、孤独で死にたいくらい辛い気持ちになる。

そんなしんどい気持ちの時にメールをくれたんだね。ありがとう。家庭でのことは、人に何と思われるのか怖くて、なかなか友達にも言いづらいし、親に言ったらよけいにひどいことになると思うから、なかなか話せないよね。

 

私だって「すぐ行動が出来ないとお前病気かって」と言われたら、馬鹿にされたって思うし腹が立つ、悔しい気持ちになる。それが、やろうとしても出来ないことであったら、自分でも情けない気持ちでいるのにそれを言われたら、もっと嫌な気持ちがする。話を聞いてくれる親だったら、落ち着いている時に素直な気持ちを言うのがいいと思うけど、私の親の場合は違ったから簡単ではないのはわかるよ。

 

親も生きていく上で色んなストレスはあるだろうけど、子どもに当たって欲しくないよね。自分のことばかり考えて子どもの事を考える余裕がないのは、本当は親も弱いところがあるのかもしれないね。だからと言って、その怒りの矛先を弱い立場の子どもにぶつけてはいけないんだよ。子どもはどんな親であっても、何が出来ても出来なくても、そのままの自分を愛してほしいと思っているんだから。親だって誰かに話を聞いてもれえないと苦しくなるんだと思う。

親が子どもの事で相談したい時は、子ども家庭相談電話(TEL059-233-1425)というのがあるんだよ。

 

私も親からの理不尽な行為は経験があって、親が大声で怒鳴ったり、物を壊したり、暴力を振るったりしたから、親に怖くて何も言えなかった。人知れず泣いたこともある。悔しくて自分は悪くないと心の中で叫んだり、恨み事や悪口を書いたりもした。それなのに、どんなに親の方が理不尽で悪いと思っても、親に必要とされない自分の方が悪いと思ってしまって、生きている価値さえないと思った日もあったよ。どうせわたしなんか…と、何をするのも自信がなくて出来ないし、出来ないことは親のせいにもした。

 

自分で自分の心を傷つけていたのは、私はここにいるよって親に気付いてもらいたかったんだと思う。でも、私の親は、どれだけ子どもが傷ついているかも気付けないし、あまり変わらなかった。でも、そんな自分にも、夢中になれることができたり、少ないけれど話せる人や分かってくれる人ができたりして、あいかわらず親からの理不尽なことはあっても、なんとかその場をしのいできたと思う。そして、子どもの権利を知ってこうやって活動してきて、人との関係の中で支えられ、自分も人を支えるということが体験できて、自分の足で立つということがわかってきたように思うんだ。

 

悪いのは理不尽なことをする親であって、されるあなたではないからね。あなたは大切な一人の人で、いろんな可能性があるのだから。そして、親を愛する気持ちも大切な気持ちだから、否定しなくていいと思う。

苦しくなったら気持ちを聴いてくれる、チャイルドライン(0120-99-7777)があるよ、すぐに解決できないことでも、誰かに聴いてもらうことで軽くなったり、自分の気持ちに気付いたり、自分の考えが整理出来たりするよ。それから、こどもほっとダイヤル(0800-200-2555)は、話を聞いてもらいながら、掛ける人の気持ちや意思を尊重して、教育委員会や児童相談所などの関係機関につなぐことができるんだ。電話で話しにくい時は、週1回(土曜日19:00~21:00)だけだけど、チャット(オンライン相談)もあるよ。

 

子どもの権利条約第3条「子どもにもっともよいことを」

子どもに関係あることをするときは、子どもにとって一番いいようにと考えます。また国は親やそれに代わる人が、子どもを守って育てるために一番いいようにと考えます。

 

子どもの権利条約第6条「生きる権利・育つ権利」

すべての子どもたちは、生きる権利をもっています。国はその権利を守るために、できるかぎりのことをしなければなりません。

 

子どもの権利条約第9条「親と引き離されない権利」

こどもは、親といっしょにくらす権利をもっています。ただし、それがこどものとってよくない場合は、はなれてくらすことも認められます。はなれてくらすときにも、会ったり連絡をしたりすることができます。

 

子ども権利条約第12条「意見を表す権利」

子どもは、自分に関係のあることについて自由に自分の意見を表す権利をもっています。

その意見は、子どもの発達に応じて、じゅうぶん考慮されなければなりません。

 

子ども権利条約第16条「プライバシー・名誉は守られる」

子どもは、自分のこと、家族のくらし、住んでいるところ、電話や手紙など、人に知られたくないときは、それを守ることができます。また、他人からほこりを傷つけられない権利があります。

 

子どもの権利条約第18条「子どもの養育はまず親に責任」

子どもを育てる責任は、まずその父母にあります。国はその手助けをします。

 

子どもの権利条約第19条「虐待・放任からの保護」

親(保護者)が子どもを育てている間、子どもが、暴力をふるわれたり、むごい扱いなどをうけたりすることがないように、国は子ども守らなければなりません。

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