子どもたちへ

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MIEちゃんへ

家族 正直に言った方がいいんですか?

私の母と父は最近離婚しました。父からのDVが理由だったのでちゃんと裁判をして離婚しました。その裁判の時に母は好きな人が出来ました。そして、裁判中に付き合い始めました。

これは不倫だと思うのですが、誰かに伝えた方がいいのでしょうか?母からは誰にも言っちゃダメと言われています。もう嘘をつくのは嫌なんです。でもこの事がバレたら私はどうなるのでしょうか?母がいなくなったらどう生きていけばいいのか分かりません。誰か教えてください。

MIEちゃんより

親の離婚で生活が変わる中、気持ちの整理がつかないことが起こって、不安や嫌な思いを書くのはとても勇気がいることだと思います。メールありがとう。

DV(※)という暴力の支配から逃れることは容易ではありませんが、きちんと裁判をして離婚をしたということは、お母さんが自分自身やあなたを暴力から守ったと考えられます。子どもが親のDVを見ることは、子どもにとって心理的虐待になるからです。

 

裁判中のお付き合いを不倫だと考えていいのかわからなかったので調べてみると、別居期間があるなど、以前から夫婦の関係が破たんしていれば、不倫にはならないということもあるようです。また、不倫だとしても倫理的には良くないことですが、犯罪ではありません。あなたが誰かに伝えなければならない義務はありませんから、黙っていても罪にはなりません。

 

誰にも言わないようにと言われても、もう嘘をつきたくない、嫌だというあなたの気持ちがすばらしい、素敵な気持ちです。大事にしてくださいね。

 

そして、あなたが、母がいなくなったらどう生きていけばいいのか分からないと言う言葉が胸に迫りました。お母さんとの再出発はどのような生活を送っていますか。

離婚すると収入が減り生活が苦しくなることがあります。これまで以上にお母さんが働き、子どもも家庭の手伝いややりたいことを我慢しなければならないことや、家計を支えるということもあります。お母さんに気持ちのゆとりがなく、あなたとゆっくり話す時間を持てずにいるかもしれません。

 

私の父もDVだったことで、母は理由もつけずに家を出ていったという経験があります。父と生活して育ちました。そのこともあってか自分が嫌いで、自分を大切にすることがへたくそです。それでも、顔をあげると本音を言い合える人との新しい出会いもあり、愚痴を聴いて貰うと答えは自分の中にあり、それに気付いて行動すると少し前に進みます。

そんな自分を信じられたら道はいくつかあると思います。一緒に考えてみませんか。

 

信頼できる人に話すと気持ちが楽になるかもしれません。チャイルドライン(0120―99―777)は、話を聴いてくれるところです。また、こどもほっとダイヤル(0800-200-2555)は、話を聞いてもらいながら、かける人の気持ちや意思を尊重してくれて、関係機関につないでもらう事も出来ます。電話で話しにくい時は、週1回(土曜日 19:00~21:00)だけですが、チャット(オンライン相談)も出来ます。

 

※(ドメスティック・バイオレンス=恋人や配偶者からの身体的暴力だけではなく経済的・心理的コントロールの一環として起きる暴力

 

・子どもの権利条約 第6条(生きる権利・育つ権利)

すべての子どもは、生きる権利を持っています。国はその権利を守るために、できるかぎりのことをしなければなりません。

・こども権利条約 第12条(意見を表す権利)

子どもは、自分に関係のあることについて自由に自分の意見を表す権利を持っています。その意見は、子どもの発達に応じて、じゅうぶん考慮されなければなりません。

・子どもの権利条約 第16条(プライバシー)・名誉は守られる)

子どもは、自分のこと、家族のくらし、住んでいるところ、電話や手紙など、人に知られたくないときは、それを守ることができます。また、他人からほこりを傷つけられない権利があります。

・子どもの権利条約 18条(子どもの養育はまず親に責任)

子どもを育てる責任は、まずその父母にあります。国はその手助けをします

・子どもの権利条約 19条(虐待・放任からの保護)

親(保護者)が子どもを育てている間、どんなかたちであれ、子どもが、暴力をふるわれたり、むごい扱いなどを受けたりすることがないように、国は、子どもを守らなければなりません。

・子どもの権利条約 第20条(家庭を奪われた子どもの保護)

子どもは、家族といっしょに暮らせなくなったときや、家族から離れた方がその子どもにとってよいときには、代わりの保護者や家庭を用意してもらうなど、国からも持ってもらうことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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