子どもたちへMIEちゃんに聞いてみよう
MIEちゃんの手紙を見る
- 気持ち
悩み相談
僕は発達障害ADHDです。急に怒ったり泣いたりするかもしれないけど許して下さい。
MIEちゃんより
メールを送ってくれてありがとう。
「許してください」という言葉を見た時に、どんな気持ちで送ってくれたのだろうと思うと胸が痛くなりました。誰かに何かを言われて、謝らなければいけないと感じたことがあったのかなと思いました。うまく気持ちを伝えられないことで、嫌な思いや辛い思い、悔しい思いなどしているのではないかと、そのことの方が心配です。
私自身もADHDという発達障害があることは知っていますが、言葉で知っているだけで、実際は何も考えないでどんな人にも接してきたように思いました。自分の感覚だけで、人の行動をはかって、何か違うと批難したり拒否する気持ちになっていたように思います。知らなくて許されることではありませんが、誰かを傷つけていたかもしれません。あなたからのメールを頂いてそんな自分に気づきました
あなたはADHDだとわかって自分の特性を知っていますが、私を含め、いろいろな傾向や特性をもっていて、診断こそされていませんが発達障害の人は多いと思います。そういう様々な人がいて、その傾向を理解し合いながら、お互い様の関係の中私たちは助け合って生きています。
今はまだ発達障害についての理解を得ることは難しいことだと思いますが、あなたは何も悪くないし、あなたはあなたのままでいいのです。
もし、腹がたったり泣きたくなったら、こどもほっとダイヤル(0800-200-2555)やチャイルドライン(0120-99-7777)に電話をしてきてください。気持ちを出すことで、すっきりするかもしれません。
<子どもの権利条約>
第2条「差別の禁止」すべての子どもは、みんな平等にこの条約にある権利をもっています。子どもは、国のちがいや、男か女か、どのような言葉を使うか、どんな宗教をしんじているか、どんな意見を持っているか、心やからだに障害があるかないか、お金持ちであるかないか、などによって差別されません。
自分を大切にする権利(子どもの権利条約 第6条)
すべての子どもは、生きる権利・育つ権利をもっています。自分を大切にできた分だけ人を大切にすることができます。何ができてもできなくても、ありのまま、そのままで大丈夫なのです。
自由に自分の意見や気持ちを言う権利(子どもの権利条約 第12条)
意見表明権。子どもは、自分に関係のあることについて自由に自分の意見を表す権利をもっています。その意見は、子どもの発達に応じて、充分考慮されなければなりません。
表現の自由(子どもの権利条約第13条)
自由に表現していい権利。子どもは、自由な方法でいろいろな情報や考えを伝える権利、知る権利をもっています。
個人として尊重され守られる権利 (子どもの権利条約 第16条 プライバシー・名誉の保護)
子どもは、自分や家族、住んでいるところ、電話や手紙などのプライバシーが守られます。また、他人から誇りを傷つけられない権利をもっています。
話したい場合は…
チャイルドラインMIE(0120-99-7777)
メールしたい場合は…