子どもたちへMIEちゃんに聞いてみよう
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またみんなで仲良くしたい
吹奏楽部で、女子4人、男子2人のパートで過ごしています。最初は6人で仲良くしていたのですが、男子の1人がすこし仲良くできていません。
その男子はいつも本心を言うギリギリでどこか自分を守ってしまいます。
誰かになにかを言われると、ものにあたってしまうので、女子の1人が不満をいうつもりらしいのですが不安が大きいです。どうすればまた仲良くできますか。
MIEちゃんより
メールありがとうございました。
吹奏楽部のパートの6人で仲良くしたいのに、女子の一人が不満をいう音で、さらに関係が壊れそうで心配なのですね。
あなたのみんな仲良しでいたいと言う気持ちは、大切なあなたの気持ちです。そして、どうしたら仲良くできるのかを考えたこと、さらにこのメールで、そのことを尋ねてみようと思って行動したあなたは本当に素晴らしいと思います。
その男の子が物にあたるくらい腹が立つのは、言われたこともあるとは思いますが、何か他に理由があるのかもしれません。人は言いたいことを我慢していると、そういった表現をすることがよくあります。
もしうまくいかなかったらと不安になる気持ちはとってもよくわかります。ダメ元でやってみるというのも、一つの方法かもしれないと思います。その女子がその男の子に不満をぶつけるのを見守っていくことも、大切なことなのかもしれません。
さらに、あなたも積極的に関わってみるということも一考に値します。逆に、仲良しでなければパート練習ができないと考えなくてもいいのかもしれません。物事を違った角度で見てみるのも、いつもと違った気持ちになることもあります。
「仲良くしたい」という意思には、いろいろな気持ちがありますが、その親密度はどの程度が良いのかは自分で決めなければなりません。たとえば、部活ではここまで、クラスではここまでと同じ親密度でなくてもいいのかもしれません。学校外の関係もあるかもしれません。その中で、本当に信頼し合える仲間をつくりたいという事なら、ぶつかり合って本音を言う事だと私は思っています。人は黙っていると、自分と同じように思っていると思いがちです。ぶつかり合ってこそ違いがわかります。違いの中にこそ自分らしさがあり、お互いの自分らしさを出せるところがあるというのは、安心出来る居場所があるという事だと思います。また、そういった仲間はその先も付き合える仲間になったりもします。
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