MIEちゃんの手紙を見る

家族

助けてください。

私は家族から嫌われています。

自分も悪いことなのですが、私は腹が立つと口が少し悪くなります。

例えば、「は?」「意味わからんし」など言ってしまいます。今日親に口が悪いことを

注意されました。

私は口が悪いことを辞めようとしていても、つい声に出してしまいます。家から出て

いけと言われました。

一緒に暮らしたくないと言われてしまいました。弟も同じく口が悪いです。でも、親

は弟には一切注意しません。

それがすごく腹が立ちます。もう、どうしたら良いのかも全く分からない状況です。

MIEちゃん助けてください。

MIEちゃんより

メッセージをくださってありがとう。あなたのメッセージを見て、ハッとしました。過去に私も同じようなことを親から言われたことがあるからです。でも誰かに助けを求めたことはなかったので、「助けてください」というストレートなタイトルにあなたの力を感じます。同時に、あなたが家族を大切に思っていること、家族との関係をよくしたいこと、それが上手く行かず苦しんでいることが伝わってきました。

 

腹が立つと口が悪くなり、それを親に注意され、家を出て行け、一緒に暮らしたくないと言われたのですね。それは、脅しであって親のエゴです。あなたの住んでいる家は、例え親のものでもあなたがそこで暮らす権利があります。家はそこに住む人みんなのものです。私も子どもの頃、母への反抗で部屋にこもっていたら「この家は私のものだから出なさい」と叱られたことがありました。その言葉には、子どもは大人のいうことを聞くべきだという母の価値観があり、自分の思う通りに人を従わせたい傲慢さを感じます。その頃の私は、母にとても恐ろしいものを感じて暮らしていましたが、それでもこの家にいるしかないし、と、母の機嫌を損ねないようにしていました。でも、愛されたい認めてもらいたいという気持ちもあり、勉強を頑張ったり家事を手伝ったりと母の求めるいい子になる努力もしていました。日々の暮らしの中で母との衝突はしょっちゅうあったので反抗心は常にあり、色んな気持ちになりながら過ごしていました。大人である母は、子どもの良さは認めず、反抗的な「悪い子」を成敗するくらいの気持ちだったのだろうと思います。家を出て、自由に暮らせたらと夢描いたこともありましたが、現実は子どもはひとたび外に出されたら、たとえお金があっても生きていけないことも知っていましたから、高校を卒業したら絶対にここを出ると考えていました。

 

人がものを言ったり行動する時には、何か理由があります。感情が伴うことも多く、つい口に出してしまうこと、とっさに取った行動などが本音だったりします。なので、私には、あなたの口が悪くなるということは、あなたの腹立たしい気持ちや寂しさからくる怒りの表現であるように感じます。そうなることは自然なことで、あなたらしい表現をしているのはむしろ素敵なことだと私は思います。頭で考えて行動するのではなく、思った瞬間に、「口が悪くなる」行動となって出るのは、あなたが素直でありのままの自分を出せる人だからでしょう。自分の気持ちは自由に表現してよいのです。

 

また、私にはあなたが本当に家族に伝えたいことは伝えられていないように思えます。弟も口が悪いのに一切注意されないことは、差別であり、あなたを傷つけることだと思います。同じ家庭でいつも一緒に暮らしている、とても身近な存在である弟との不公平な扱いは、日常的にあなたを苦しめていると想像します。親は無意識かもしれませんが、あなたにとっては自分を大切にしてもらえない、とてもつらいことだと思います。あなたはどう感じていますか。

普段の生活の中で、口が悪いこと以外にも弟と差をつけられたり、不公平なことがあるのかもしれませんが、どうでしょうか。「どうしたら良いのかも全く分からない状況」とのことですが、あなたの本心、「すごく腹が立っている」ということをそのまま親に伝えてみることはできませんか。どんな言い方でもよいと思います。本心がありながら、わかってもらえない腹立たしさが「口が悪くなる」ことの原因の一つのように、私には思えるのです。相手が、あなたの満足のいくような対応をしてくれるかどうかは、わかりません。否定されたり、また叱られるかもしれません。でも、何か行動してみるとあなたの気持ちに変化が起こるかも知れないと思いました。親に対するあきらめや割り切りができると、あなたは少し楽になるかもしれないと思いました。私は、親子であっても別の人ですから、対立することがあって当然、わかりあえない場合もあると考えています。

 

・子どもの権利第12条【意見を表す権利】

子どもは、自分に関係のあることについて自由に自分の意見を表す権利をもっています。

その意見は、子どもの発達に応じて、じゅうぶん考慮されなければなりません。

 

・第13条【表現の自由】

子どもは、自由な方法でいろいろな情報や考えを伝える権利、知る権利をもっています。ただし、他の人に迷惑をかけてはなりません。

 

・第2条【差別の禁止】

すべての子どもは、みんな平等にこの条約にある権利をもっています。子どもは、国のちがいや、男か女か、どのようなことばを使うか、どんな宗教を信じているか、どんな意見を持っているか、心やからだに障害があるかないか、お金持ちであるかないか、などによって差別されません。