子どもたちへMIEちゃんに聞いてみよう
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- 友達
仲のいい友達が出来ない
仲のいい友達が出来ない
グループではいるけど、省かれたり外されたりする
遠足の座席は1人で座る、一緒に回る人がいない
行事もつまらない、お昼も1人で食べている
性格的に大人しく、引っ込み思案、あまり自分から話そうとしない
この先どうしたらいいのか…
1学期はそれなりに話しかけたり、輪に入ろうとしたりしたが、結局今の状態になってしまった
心から笑える日が来るのだろうか…
MIEちゃんより
こんにちは。
引っ込み思案でなかなか自分から話しかけられないというあなたが、1学期はクラスメートに話しかけ、輪に入ろうと自分なりに挑戦してきたのですね。それなのに、グループで省かれたり、外されたりしたことや、遠足など行事で一人になってしまうのは、つらかったのではないですか。
引っ込み思案の自分をわかっていて話しかけたり、輪に入ろうとしたのはすごい勇気のいることだったと思います。待っているのではなくて自分から行動しよう思ったあなたはすごいと思いました。それだけに頑張った分だけ余計に、今の状態にこれからどうしたらいいのだろうと思いますよね。
人は無理をしているとわかるものです。自然なあなたでいる方があなたに近づきやすいと思う人がいるかもしれません。グループに所属していることは安心感になるかもしれませんが、声をかけにくいことになるようにも思います。でも、そのことはあなたもわかっているのかもしれませんね。同じように感じている人は実はいるものなのです。
自分を守るためにも、嫌な人には無理に近づかなくてもいいのかもしれませんね。
自分の事をダメだと思っていると、増々自分の力を発揮できないし、色々なことは必ず変化していくのに、その変化を見逃してしまいます。ダメだなと思うところも、そういうところがあるなって受け取ってOKすると、そんな自分も悪くないな、けっこういけるじゃんと思えると、少しずつ周りの見え方も変わってくるようにも思うのです。それは嫌いだった自分自身を好きになることや、自分自身を大切に思う事なのだと思っています。
いじわるや無視をするような人も、もしかしたらあなたと同じように自分をOKできない人なのかもしれません。しんどい気持ちを抱えていて、必死に人を蹴飛ばして自分の居場所にしがみついているのかもしれません。
私も愚痴や文句がいっぱいあります。愚痴や文句はみっともないようでも自分の本音だから、誰かに言うのはとても大事で、聞いてもらえるとすっきりして自分はこの程度なのだと思えたり、もうちょっとやってみようかなと思えたりします。呼吸と同じように、吐き出さないと吸えないものだと思います。チャイルドラインやほっとダイヤルは、人の声でそんなやり取りが可能なところです。新しい出会いが見つかるまで自分を充電できる場所はあるので、電話をかけてみてください。
<参考>
みんなと一歩ずつ未来に向かっていく東員町子どもの権利条例
(ともに生きる権利)
第8条子どもは、次のことをすることができ、かつ、ほかの人とともに生きる権利があります。
(1)性別、年齢、国籍、文化等が異なる人たちと、ふれ合い、受けとめ合い、育ち合い及び仲間になる機会が得られること。
(2)子ども同士又は子どもと大人が支え合い、助け合う関係が大切にされること。