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家族

家族について

私には祖母がいます。私の父、叔母は成績が良かったらしいです。私はそこそこ成績が良いのですが、成績が悪かったとき、祖母は、「あんたの父や叔母はすごく成績が良かったのに、こんなに悪いなんて。」といつも言われます。私は私なのにいつも誰かと比べられてすごく苦しいです。あげくのはてに祖母の愛犬よりもバカだと言われました。凄く苦しいです。

MIEちゃんより

メールありがとう。

そんなことを言われるなんて、あなたにとって本当に理不尽なことですね。

あなたがいつも誰かと比べられて、その上愛犬よりもバカだと言われたら、情けなくて悔しくて寂しい思いをしたのではないかと思います。そして何より、家族に私自身を見て欲しい、どんな私でも愛して欲しいと望むのは当然のことのように思います。身近な人に「あなたはこうだ」と自分を否定されるようなことを言われ続けると、自尊心が傷ついてあなた自身が自分の事を大切に思えなくなってしまうのではないかと心配になります。

 

まず、自分の思いや理屈をあなたなりにぶつけてみてはどうでしょうか?

私なら、なんでそんなこと言われないといけないの、むかついた、腹が立つ、比較しないでと言い返します。泣いてもわめいてもかまいません。訳がわからなくなっても、筋が通らなくてもかまわないと思います。

理不尽なことを言われているのですから、当たり前のことです。

 

でも、相手には相手の思いや論理があります。言うべき理由があるのかもしれません。だから、あなたの思いは通じないかもしれませんし、わかってもらえないかもしれませんね。

人と向かい合うなんて、本当に難しいものですよね。

 

聞き流すなど、向き合わないのも、一つの選択です。ただし、解決はしません。いやな思いもします。

それでも、あなたの願いが叶わないとしても、あなたの感じたことに間違いはありません。

そのことによって、しっぺ返しがあったとしても、心の中で反撃しながら我慢するという手もあります。

 

あなた自身が「私は私なのに」と思っていることがすばらしいことなのです。

あなたはそのままでいいのです。あなたの存在自体がすばらしいことなのです。

自分を守るためにあなたがおばあさんと向き合うか、おばあさんの言うことも聞き流して、それなりの人間関係で行くのかはあなた自身が決めてよいのだと思います。

 

 

関連する 子どもの権利条約 条文

(子どもの権利条約第3条) 子どもの最善の利益

(子どもの権利条約第18条) 親の第一次養育責任

(子どもの権利条約第19条) 虐待・放任からの保護

 

<子どもの権利条約> 一般原則のひとつ

生命、生存及び発達に対する権利(命を守られ成長できること)

すべての子どもの命が守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療、教育、生活への支援などを受けることが保障されます。※ユニセフ HPより

 

<三重県子ども条例> 前文より一部抜粋

子どもは、一人ひとりかけがえのない存在である。そして、子どもには生まれながらに豊かに育つための権利がある。それは、安心して生きること、虐待やいじめそしてあらゆる暴力や差別から守られること、自らの力を発揮して成長すること、そして、思いや意見が尊重されることである。子ども一人ひとりが人として大切にされ、豊かに育つことができるよう子どもの権利が守られなければならない。全ての子どもには自ら育つ力と多くの可能性があり、子どもは自分が受け止められ、認められていると実感することで自己肯定感を高めることができる。※三重県HPより

 

【参考】

ユニセフ 子どもの権利条約 

 

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