子どもたちへ

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MIEちゃんへ

気持ち 自分が分からない。

私が何かを諦めると周りが幸せになるんです。私が心から楽しいって思っていても友達や家族は違う、そうなるなら私が少しの我慢をすれば、みんな幸せになるんだと気づいたんです。だから今は自分の本音を言わず周りに気遣って生活しています。正直辛いです。でも私が本音をぶつけたら全部壊れてしまいそうで怖いんです。みんな離れてきそうで怖いんです。今の生活がすごく息苦しいです。どーしたらいいんですかね・・・。

MIEちゃんより

家族や友達との関わりは一番身近で、自分にとって一番影響があると思います。だから、誰より心を許しあえる関係でありたいと思います。でも、家族や友達だからこそ許せなかったりすることもあると思います。あなたが、本音を出さない方が良いと思うようになった理由がどこかそんな気持ちからきているのではと想像しています。そう思うまでにはきっと色々なことがあったのではないか、あなたはどんな気持ちでこれを書いたのだろうと、あれこれ思い巡らしています。

あなたの立場になって想像してわかったような気になっても、やっぱりそれは私の気持ちで、あなたの気持ちではありません。家族であっても友達であってもそれは同じで、気持ちや感じ方はひとり一人みんな違います。でも、共感するということはあると思います。自分が楽しいなって思っている時に一緒になって楽しんでくれると嬉しいし増々楽しいです。

 

どんな理由であれ、家族や友達のために、あなたさえ諦めて我慢をすれば、周りの人は本当に幸せになれるのかな。あなたが家族や友達に本音をぶつけたら、本当に全部壊れてしまうのかな。人とぶつかるのは誰でも不安だと思うけど、自分さえ我慢したらいいとは思えないし、例え、我慢して気遣って生活していても、一人一人が自分の持てる力を出し合わなければ、幸せと感じられないのではないかと思います。1人だけが我慢して気遣って生活するなんてとっても大変なことです。

身近な家族や友達とは、そばにいるからこそ煩わしいことも多いし、容赦なくぶつかることもあると思います。人とぶつかりあうのは怖いことです。

 

最大のぶつかりは喧嘩だと思います。今は、兄弟が居なかったり、人とぶつかるのを避けるので、喧嘩はダメとか言われてしたことがないと言う人もいますが、私は兄弟が多かったので小学生の頃はよく喧嘩をしましたが、一緒に暮らしていると助けられたりするし、一緒に遊びたかったりもするので、またすぐくっつきます。引っ込みがつかなくてなかなか「ごめんね」が言えないときがあっても、許したり許されたりしました。喧嘩は泣いたりわめいたり体力も気力もいるのでとても疲れますが、人といれば考えの違いや思いのずれでぶつかるのは当たり前だと知りましたし、駆け引きもその数だけ覚えたかもしれません。好きではありませんがしてしまうものでした。友達とも対等に喧嘩をした人とは関係がおしまいになるようなことはなく、かえって関係が深まったりします。嫌いな人とは喧嘩にもなりませんでしたが、関係があまりないので困らなかったです。喧嘩をすると、綺麗事ばかりではなく醜ところや情けないところが出ますが、どの感情も自分の感情で、自分はこの程度なんだと思い知ります。

 

人と理解し合うって今でも難しいと思っています。人に嘘もつくことがあるし、嫌味も言います。でも、愚痴でもなんでも言い合える人がいるということはしあわせなことだと思います。相手にとって自分も必要な人でありたいとも思います。そうしたら、孤独ではなくなると思うのです。自分を好きになって、自分と同じだけ相手も大切に出来たらいいなと思います。

 

自分の本当の気持ちが言えるようになると、とても楽になります。自分を装わなくていいし、素直になれるのです。そうしたら、虚しい感じもしなくなります。周りの人の前に、まずはあなたが幸せだと思うことをしてほしいです。

あなたはどうしたいですか。それを見つめてほしいです。あなたが幸せなら周りの人も幸せになれると思います。

 

「子どもの権利条約」 一般原則

・生命、生存及び発達に対する権利(命を守られ成長できること)

すべての子どもの命が守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療、教育、生活への支援などを受けることが保障されます。

・子どもの最善の利益(子どもにとって最もよいこと)

子どもに関することが行われる時は、「その子どもにとって最もよいこと」を第一に考えます。

・差別の禁止(差別のないこと)

すべての子どもは、子ども自身や親の人種、性別、意見、障がい、経済状況などどんな理由でも差別されず、条約の定めるすべての権利が保障されます。

 

 

 

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