子どもたちへ

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MIEちゃんへ

その他 精神科に行ってみたいのですが、どうしたらいいのですか。

私は両親が離婚しています。今は父と暮らしています。私は幼い頃から母に家事を押し付けられていて、全ての家事ができます。そして殴られ頬にあおじをつけられたこともあります。心の傷がすごく、友達は離れていっている気がして辛いです。

人間関係が大変です。ネットでうつ診断をしていたら精神科に行くことをすすめる結果でした。精神科に行ってみたいですが父には言えません。

MIEちゃんより

こんにちは。メールありがとう。

幼い頃から母親からされてきた体験は、虐待だと思います。今は、お母さんとは離れているけれど、そのことが、今もあなたを苦しめていることに心が痛くなります。

幼いころの心の傷が癒えないことで、友達が離れていっている気がして辛い思いをしているのですね。自分が辛かったり悲しい気持ちでいると、自分のことで精いっぱいになるので、友だちのことを思ったり考えたりすることは難しいと思います。

 

私も虐待を受けた経験があります。愛してほしい人に傷つけられることは、親に甘えたいのに甘えられず、顔色ばかりを見てしまいます。常に安心感がもてずどこにいても不安で、自分のことが嫌いで人も信頼できませんでした。「私なんか…」と、自分を卑下することが多く、自信のない子どもでした。家庭に暴力があることは恥ずかしいことで、人に話してはいけないのだと思っていました。ひどい親だと思っているのに、そんな親でも愛されたいと求めている自分がいて、矛盾の中でとても苦しかったです。

そんな自分が少しずつ自分を大切に思えるようになったのは、本音を話しても大丈夫と思える人との出会いや権利の勉強をしたことでした。今では、虐待は自分の責任ではなく、悪いのは親が子どもにした行為そのものだと思っています。過去に戻ることはできないし、相手を変えることも出来ないので、小さかったころの寂しかった自分を自分で抱きしめるような感覚でいます。

 

あなたは、精神科に行くことを考えていますが、それも一つの方法かもしれません。病院や薬について詳しくありませんが、薬によって症状を抑えることができて、気持ちが楽になることもあるかもしれません。しかし、薬に依存してしまうという心配もあります。なぜなら薬を飲んでも根本の原因がなくなるわけではないからです。自分が誰かの役にたつ(必要とされる)体験や興味のあることや好きなことをやったりしながら、誰かと関わっていくことで自己肯定感がもてるきっかけになることもあると思います。何をやってもいいことばかりもないし、悪いことばかりもありません。どちらにしても、嬉しい時、辛い時、また、幼い頃から我慢してきた色々なことをなんでも聴いてもらう事は大切だと思います。チャイルドラインMIE(0120-99-7777)やほっとダイヤル(0800-200-2555)は、あなたの話を聴いてくれるところですから掛けてみてください。

 

・子どもの権利条約 第6条「生きる権利・育つ権利」

すべての子どもたちは、生きる権利をもっています。国はその権利を守るために、できるかぎりのことをしなければなりません。

 

・子どもの権利条約 第12条「意見を表す権利」

子どもは、自分に関係のあることについて自由に自分の意見を表す権利をもっています。

その意見は、子どもの発達に応じて、じゅうぶん考慮されなければなりません。

 

・子どもの権利条約 第16条「プライバシー・名誉は守られる」

子どもは、自分のこと、家族のくらし、住んでいるところ、電話や手紙など、人に知られたくないときは、それを守ることができます。また、他人からほこりを傷つけられない権利があります。

 

・子どもの権利条 約17条「適切な情報の入手」

子どもは、自分の成長に役立つ多くの情報を入に入れることができます。国は、マスメディア(本、新聞、テレビなど)が、子どものためになる情報を多く提供するようにすすめ、子どもに良くない情報から子どもを守らなければなりません。

 

・子どもの権利条約 第18条「子どもの養育はまず親に責任」

子どもを育てる責任は、まずその父母にあります。国はその手助けをします。

 

・子どもの権利条約 第19条「虐待・放任からの保護」親(保護者)が子どもを育てている間、子どもが、暴力をふるわれたり、むごい扱いなどをうけたりすることがないように、国は子ども守らなければなりません。

 

・子どもの権利条約 24条「健康、医療への権利」

国は、子どもがいつも健康でいられるように、できるかぎりのことをしなければなりません。子どもは、病気になった時や、けがをしたときには、治療を受けることができます。

 

・子どもの権利条約 第31条(休み、遊ぶ権利)

子どもが体や心を休めたり、ゆとりを持って、年齢にあった遊びやレクリエーション活動をしたり、文化や芸術に自由に参加できるようにしなければならない。

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