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MIEちゃんへ

気持ち 家族

私は中三です。受験勉強やテスト勉強をしなくてはなりません。ですが妹の面倒見たり帰りが遅いお母さんの手伝いをしないといけません。上手くいかなくて妹に当たってしまいます。お父さんとお母さんは離婚していてお父さんは言葉の暴力が凄いです。頭いいわけじゃないしみんなに迷惑かけてるなって…もうしんどいです。

MIEちゃんより

妹の面倒や、お家の事、忙しいお母さんを助けて、あなたの方こそ忙しくしているのではありませんか。

「みんなに迷惑かけてるな」「もうしんどい」と、気持ちを伝えてくれてありがとう。色々な思いを我慢して、お母さんのためにと頑張っている姿が浮かんできます。

お姉さんという事で、あなたがお母さんに甘えることを我慢していませんか。あなたが毎日、当たり前に家族のためにやっていることがあるとすれば、それはすごいことです。あなたの当り前は人から見たら当たり前にできることではないのです。

人は目いっぱいになると、誰でも誰かに当たってしまうという事はあります。妹の立場で考えたらひどいこととはわかってはいても、自分に我慢ばかり強いるとストレスがたまり、自分より弱いものに当たってしまう事があります。人に意地悪をするとその瞬間はある程度ストレスが発散されることもありますが、後でそんな自分がもっと嫌になって余計に落ち込んでしまうということもあります。

そんな状態のときは誰かに愚痴を言うと、思いのほかストレスが発散できたりします。あなたにとってその誰かが身近にいますか。誰かに人の愚痴を聞いて貰うと、いっぱいになっていた心に少しゆとりが出来ます。そうすると、少しはこうだったかな、あーだったかなと、自分にも出来そうな事が浮かんでくることがあります。我慢していることを吐き出すだけで心のバランスが取れ受験の事、親の離婚の事、妹に対しての事、毎日の家事の事など、自分の気持ちが整理出来ることがあります。

その上、自分の押しこめていた思いなど心の問題にも気付くこともあります。何かを解決しようと思ったら、どのようなことであれ、行動を起こさないといけません。その原動力にはなると思います。

愚痴を言う人が身近にいない場合は「チャイルドライン」や「こどもほっとダイヤル」で話す事が出来ます。

あなたは親の離婚について、複雑な思いがあるように私は感じました。離婚さえしなければ、お母さんが遅くまで働かなくて済み、私立高校だって何校か受験できる。また、お父さんの言葉の暴力さえお母さんが我慢してくれたら、離婚せずにすんだかもしれないとか。そして、両親の仲が悪いのは、自分のせいかもしれないと思ってみたり…。自分が苦しいと、父親の言葉の暴力さえも肯定してしまう事もあるかもしれませんが、言葉の暴力を子どもに向けたりやお母さんに向けたり、それを見たり聞いたりすることは心理的虐待になります。

離婚は、両親の問題です、子どもの責任ではありません。でも、親が自分達の事だけにとらわれて、子どもたちの思いに気付けない場合もあるんですよね。

私自身あれこれ出来ない理由をあげて、いろいろなことに向き合う事から逃げていた経験があります。自分に自信がないのに努力もしません。だから、肝心な時には何も挑戦できない自分がありました。大人になって子どもの権利の勉強をして、ようやく子どもの頃の環境は親が作るもので、自分のせいではなく親の育て方が悪かったのだと思うことが出来ました。親はその事には気づいてはいませんが、自分は自分なりによく頑張ったと自分を大切に思うようにしました。すると、自分に無駄な言い訳をすることや卑下する必要も少なくなりました。ようやく、他者(ひと)の事は変えられないけれど、自分の事は思い方次第で変えられることが出来ると思えるようになりました。人より劣ることがあることは今でもたくさんありますが、気が付いて出来る努力はしたらいいし、努力したって出来ないこともたくさんあります。これは、親に愛されているかどうかとか、愛しているかどうかとは別の事だと分けて考えられるにもなりました。これからの生き方まで親のせいにしていたら、自分の人生がもったいないと思えるようにもなりました。

人と比べると際限がありませんが、昨日の自分より少しでも進められる自分はすごいと、自分を褒めることも大切にして欲しいと思います。

子どもの最善の利益(子どもの権利条約 第3条)

自分を大切にする権利(子どもの権利条約 第6条)

自由に自分の意見や気持ちを言う権利(子どもの権利条約 第12条)

虐待・放任からの保護(子どもの権利条約 第19条)

安心して学習する権利(子どもの権利条約 第28条)

休み、遊ぶ権利(子どもの権利条約第31条)

 

話したい場合は…

チャイルドラインMIE(0120-99-7777)

こどもほっとダイヤ(0800-200-2555)

 

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