MIEちゃんの手紙を見る

気持ち

外見を気にしてしまう

中1です。

私はよく同い年で活躍しているファッション雑誌のモデルの子や、習い事にいる可愛い子や、背がたかくて、顔が整っている子などとよく自分自身や、一緒にいる友達を比べてしまいます。私自身、側湾症のコルセットをつけていてどうしても腰のヒップが無くなってしまったり、顔だけが大きく見えてしまう為、よけいに、自分の顔だったり、体が堅いのをどうにかしたいととても思ってしまいます。

母親にも、腕が細いのと、顔があまり焼けてないせいで、弱そうに見えると言われます。

自分や友達の外見を気にしないようにするにはどうしたらいいですか?

MIEちゃんより

自分の外見のことは、人に話すのが難しいものです。そんな中で、病気のことまで伝えてくれたあなたの勇気を、とても大切に感じています。それだけに、お母さんの言葉があなたの心を傷つけてしまっていないかと心配になります。

 

人の好みや価値観は本当にさまざまです。誰かが「弱そうに見える」と言ったとしても、同じ特徴を「魅力的だ」と感じる人も必ずいます。あなたの価値は、ひとつの見方だけで決まるものではありません。

外見だけでなく、頭の良さ、性格、振る舞い、経験…私たちは数えきれないほど多くのことで他人と比べてしまう生き物です。どこかを変えても、また別の悩みが生まれる。

ファッション雑誌のモデルや周りの人と比べてしまうのは、あなたに限らず、多くの人が経験していますし、私もその一人です。

人は社会的な存在だから、どう見られているか気になるのは自然なことです。

でも実際には、ほとんどの人は自分のことで精一杯で、他人の外見を細かく覚えていません。「気にしているのは自分だけかもしれない」と気づくと、心が少し軽くなります。

 

私自身、子どもの頃は学年で一番背が低いことが悩みで、自分が劣っているように感じていました。でも、学年で一番背の高い子と友達になると、お互いに相手をうらやましがりました。2人でいると余計に目立ってしまうのだけれど、一緒にいたいと思えたのです。外見よりも、心の痛みを分かち合えたことの方がずっと大きくその経験が、内面の価値に気づくきっかけになりました。

側湾症についても少し調べました。

コルセットが必要な治療だと知り、あなたが自分の体を守るために努力している証だと感じました。その努力は、誰かに見えているかどうかに関わらず、確かに存在しています。

自分で変えられないことばかりに目を向けると、自分の価値まで見えなくなってしまいます。でもあなたは、これまでたくさんのことを乗り越えてきました。その事実は、あなたが思っている以上に大きな力です。

 

人と関わっていると、不満やつらさが溜まることもあります。

そんな時は愚痴を言ってもいいのです。誰かに聴いてもらうことで心のバランスが戻り、

「自分にもできることがあったのかもしれない」と自然に思えることもあります。

自分を責めるのではなく、「どうして今こんな気持ちなんだろう」と、自分の心に耳を傾けてみてください。理解しようとする姿勢そのものが、自分への優しさです。

その優しさは、あなたの呼吸を少し楽にしてくれます。

人の魅力は、外から見えるものだけじゃありません。あなたの心や考え方、あなたを形づくるたくさんの要素が、すでに豊かにあるのです。

 

・子どもの権利条約第2条「差別の禁止」

すべての子どもは、みんな平等にこの条約にある権利をもっています。子どもは、国の違いや男か女か、どのようなことばを使うか、どんな宗教を信じているか、どんな意見をもっているか、心やからだに障害があるかないか、お金持ちであるかないか、などによって差別されません。

・子ども権利条約第12条「意見を表す権利」

子どもは、自分に関係のあることについて自由に自分の意見を表す権利をもっています。その意見は、子ども発達に応じて、じゅうぶん考慮されなければなりません。

・子どもの権利条約第13条「表現の自由」

子どもは、自由な方法でいろいろな情報や考えを伝える権利、知る権利をもっています。ただし、ほかの人に迷惑をかけてはなりません。